2008年 11月 23日
佐賀うつわの旅
といっても、今回うつわはあまり買わなかったので、
以下、旅行記として。。。
まわったのは伊万里の大川内山、
山内町の黒髪山陶芸作家村、そして有田町です。
朝焼けがきれいですチーとまるこを乗せてAM8:00に福岡を出発~
1時間半程で『秘窯の里・大川内山』へ到着。
鍋島藩の藩窯として、その秘法が外に漏れぬよう厳重に守られ続けた大川内山。
日用品の売買もこの関所でしかできなかったの!?
外に出れず閉じ込められた陶工家さんたち、どんな気持ちだったんだろう、、、
坂を登ると窯の小さな煙突が点々と、、、情緒あるなぁ~。
さすが地元人、チーちゃん。さくさく登って行きます。 待ってぇ~
大川内山の川沿いに素晴らしい紅葉が
三人で自然の美しさにうっとりしつつ、肝心な「うつわ」は!?
どうやらココの窯元市は先日終わったようで、、、
高級すぎる鍋島焼は目の保養のみ
そして山内町『黒髪山陶芸作家村』へ。
ここでは8つの窯元による『第10回秋の窯開き』が行われています。
チーいわく、わりと最近移設したり立ち上げたりした窯元さんが多いそう。
そのせいか、個性的で斬新な作品が多く見られました。
まず一軒目は『宝寿窯(ほうじゅがま)』。
いきなり買っちゃいました。しかも5個
山本文雅さん作ぐい飲みカップです。
ボッコボコな形。
あやまって倒してしまってもコロコロ転がって落ちたりしない「グローバルデザインです!」
だそうです(笑)なるほど。
色を使った絵付けが有田っぽくって気に入りました
そして、気になるお値段は、、、
全て4割引!更にクジ引きで9%引きを当てたラッキーKANA!
5個で約5600円なり~。
「しし鍋も食べていってくださいね~」と山本さん。
なんとこの窯開きでは「ふるまい」がついてくるのです♪
もちろん自作のうつわで出されます。
コーディネートやアレンジも「こんな使い方あるんだぁ~」って勉強にもなります。
きっと、それも狙いねっ
しし鍋に手作りユズ胡椒~美味かったぁ~
次に少し坂を登って『陶仙房(とうせんぼう)』。
ここの山本英樹さんは先ほどの山本文雅さんの弟さんだそうです。
作風はまったく違いシックな黒を基調としたものが多く、
今風の洒落たお料理屋さんで映えそうなうつわです。
ここも目の保養で終了。
ここらで腹ごしらえ。ランチのお時間。
チーが山の中にある人気店『まかない家』を
予約しておいてくれたので並ばず入れました。(休日は行列できます)
柱むき出しの店内、いい感じです。薪ストーブがいわせませんなぁ~
1000円の「まかない膳」を注文。
だご汁、鯖の味噌煮、卵焼き、自家製豆腐、野菜なます、お漬物、デザート、コーヒー。
白味噌のだご汁はミルクでも入ってるかのようにトロッと濃厚。
そして甘~い!柚子胡椒を沢山入れて丁度いいくらい私には甘かった!
すべてのお料理が甘めの味付けでした。
最後のプリンが絶品☆プリン好きのまるこも頷いてたもの(笑)
「もうお腹の皮がはち切れそうやねぇ~」
と三人でお腹さすりながら車へ乗り込み、ふたたび黒髪山作家村へ。
『房空路(ぼうくうじ)』の前は車がいっぱい!
ギャラリーに入った瞬間「ステキ~」!!
とにかくセンスいいです。襖がみどり、アイアンの縁取りランプなどなど。
作品はとっても個性的!品があり且つ斬新な花柄が特徴。ちょっとこれまでにない印象。
でもね、私にはとってはエクスペンシィブ、、、お高いの、、、
お金があったら欲しいうつわの数々でした。(画像撮るの忘れたぁ!)
それから初めてみた窯(炉)!
レンガや土の窯をイメージしていたので、、、工業用っぽいこの窯には驚きでした。
房空路さんの「ふるまい」は茶房もされているため、さすがでした!
タルト地を砕いたものと小さく刻まれた梨、そこに上品なカスタードがかかって。
めちゃうまっ。ほうじ茶とよく合います。
これが空腹時だったらもっともっと美味しく頂けたろうにぃぃぃぃ~
三人同意見、、、こんな時、ギャルソネになりたい、、、
さて、お次は春の陶器市で訪ねてファンになった『桃林窯(とうりんがま)』。
土そのものの温かさが感じられる作品が多いです。
表面に土?砂?の粒粒が残っててなんとも味わい深い。
でも今回はビビッとくるものがなく目の保養のみ。
ちなみに前回買ったのはコレ↓
黒髪山作家村、最後は『いろえ工房』。
ここの作品は細かくてとても繊細な絵付けがすごい!
目の保養、目の保養、、、
何よりこの工房自体に感動でした!建物自体もアート!
干し柿越しに見える景色もアート!
吹き抜ける風に揺れる暖簾もアート!
テーブルコーディネートも素晴らしかった!アート!
またまたチーのジモティ情報(地元人情報)によると、奥様がお料理上手とか。
だって、ここの工房、普段は食事も出来るらしいし。
(窯開き期間中は食事は×なんだって)
黒髪山作家村全部制覇したいところですが、肝心な有田がまだ残ってる!
よし!いざ有田へ~
やっぱりまずは『源右衛門』です。
来るとき黒い煙が見えてたから火事かと思ったぁ。
ここは昔ながらの薪焚き法で焼いてるから煙突から煙モクモク~
これまた絵になる景色です。
ココももちろん目の保養でしたが、
工房探検が面白かったので“源右衛門を訪ねて”と題して次回UPします。
あ、そうだ!梅小紋のティーマットを買ったんだった
なんと一枚200円!4枚購入で~す。
つづいて『洒落陶(しゃれとう)』へ。
ここでは主に有田と波佐見のいろんな窯の作品が購入できます。
波佐見のスタンプおしの小さな豆皿と変形鉢を合わせて6枚購入。
4割引なので計1893円なり~お得です♪
そしてラスト、有田の細い町並みへ。
『藍土(らんど)』。ここもうつわのセレクトショップ。
通販もされており、とてもいいものを(私好みの)扱ってらっしゃいます。
さんざん地元有田の川口武亮さんの話で盛り上がったものの
何も買わずに店をでました、、、すんませんっ。
大好きな川口武亮さん、どんどん有名になられてる様。
藍土さんでも最近は商品確保が難しいといわれていました。
やっぱりね、いいものは皆わかるのよぉ~
楽しかった「うつわめぐり」もこれにて終了~
チーの実家でお茶をいただいて、ふぅ~っと一息。
チーは実家に残るので、ここでサヨナラ。
私とまるこは福岡へUターン。
帰りは疲れてるから高速でピュー。
の予定が、事故渋滞にまきこまれノロノロ、イライラ、ねむねむ。
でも無事に帰り着きました。
ほんでもって、まることワイン飲んで酔っ払ってガーっと寝ました。
『佐賀うつわの旅』とっても楽しかったぁ~
案内してくれたチーに感謝!ありがとう
窯元もすごいけど、ここまで紹介して楽しませてくれるKANAちゃんもすご~い!
いいなぁ、いいなぁ。いつか私も訪れてみたい!!
いい器をゲットできましたね。ぐい飲みも小皿も私も欲しくなるような品のようにみえます。
最初のぐい飲みカップはどれ位の大きさなのでしょう。珍味などをチョコッと盛るのも楽しいかも。
KANAちゃん、器に負けないように料理の腕も磨いてね、ヘヘヘ・・・・(笑)
いろいろ新鮮な一日でした~。楽しかったです♪
源右衛門もいいね。
今度遊びに行ったときはグローバルデザインのぐい飲みでお酒飲ませてねん。
あっ!!でも私らにはお揃いのLOVEぐい飲みがあったね(^0^)
早速藍土のHP見ちゃいました。かわいいのがいろいろあって、買っちゃいそう。
ふふふ、よかろう~うつわたち♪
藍土さんの品物は私KANAも好きです。チーが教えてくれたとよ。
わりと若手や新鋭の作家さんモノが多いです。
そろそろ、ともたんもうつわなんかも揃えだしていい頃ですね。
ご招待待ってますばい。