2009年 09月 21日
『沈壽官(ちんじゅかん)』の黒千代香(くろぢょか)
先日、夫が会社で誕生日プレゼントをもらって帰ってきました。

薩摩焼“沈壽官”の『黒千代香』です。(黒茶家とも書くそうです)
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黒千代香とは、、、鹿児島に古くから伝わる酒器です。
好みの水割りにした芋焼酎を入れ、人肌くらいの燗つけにするのです。

そういえば、
ずいぶん前、鹿児島に旅行した際、旅館の方からこんな話をききました。

「昔はね、鹿児島の奥さんたちは、毎日、夫が帰る頃を見計らって、
この黒千代香に火をいれ丁度いい具合にあたためて待ってたんだよ」

鹿児島の女性は昔から男性に尽くす、、、っていわれてますものね。
その深いぃ話を聞いて、安い黒千代香を即買いしましたもん、私(笑)
そして、ソレは箱から一度も出してません、、、ははは。

でも、、、
そのとき習った美味しい飲み方だけは覚えてますっ!
黒千代香に水割り芋焼酎をいれ、常温で一晩寝かせ、
飲む直前に燗ツケにするの。これが最もまろやかで美味しい飲み方。

今回いただいた黒千代香は、有名窯元“沈壽官”の逸品。

早速、箱から出して、旦那サマの家に飾っております(この扱いの違いったら)!

「いい~仕事してますねぇ~」
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「いやはや、実に姿がいいじゃないですかぁ~」
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中島誠之助風につぶやきたくなる素晴らしいフォルムの酒器ですっ。
うれしいぃぃぃ~旦那サマがもらったんだけど、私もめちゃうれしいぃぃぃ~

一説によると、このどっかりした「黒千代香」の形、
上半分が桜島、下半分はそれが錦江湾に写った姿をあらわしているとか、、、
蔓を編んだ持ち手との組み合わせに、なんともいえぬ風情があります。

佐賀の有田の歴史もそうでしたが、、、
その昔、朝鮮から連行されてきた陶工たちのおかげで今に残る薩摩名器の数々。
悲しいけれど、ありがたい、、、
「うつわ」って文化と歴史についても自然に学べますよねぇ。

かごんまメンバーの皆さん、こんな素敵なプレゼントをありがとう053.gif
私も宮崎滞在中は、たまに(毎日は無理)燗つけて夫の帰りを待ってみます。
とろ火でヌル燗つけるのって難しいんだよねぇ、、、意外に。。。

by snapdragon0791 | 2009-09-21 08:23 | うつわが好き | Trackback | Comments(0)
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