2015年 04月 17日
Soba bolo
ハツネさんは私の母方の祖母。
孫の私がいうのもなんですが、
わりと品もあり、凛とした素敵な女性でした。
若かりし頃の祖母の写真を実家で見つけて
思わず写メ撮ってきちゃいました。
ね?結構美人さんでしょ。
いろんな事情もあって
それはそれはかなりの「おばあちゃん子」だった私。
厳しかったけど、宇宙イチの愛情を注いでくれた祖母。
たぶんその絆は母とよりも深い、、、
と私は思っていたのですが。
少々痴呆もすすんだ祖母は今際の際、
私のことを「シゲヨ・・・」って呼んだんですよねぇ。
シゲヨって母の事。
病院に泊まり込んで手をにぎっていた私の事を
母(祖母からしたら娘)だと思ってたんでしょう。
でも不思議と私、悲しくなかったんですよね~
あ~やっぱり親子の絆ってすごいなぁ~って。
しかし私の母は最期には「コウタ!」って叫びそうです(爆)
昔から手を焼いた弟のこと今でもずっと気にかけてますから。
弟も今ではしっかりやってるのにですね(笑)
前置き長くなりましたが、
その祖母の祥月命日に滞在時間3時間の
〝とんぼ返り”帰省してきました。
納骨堂にいくまえに、
祖母が好きだったお菓子『一口香』を備えようと
スーパーで探したんですが残念ながら置いてなかった。
ふと目についたのが『蕎麦ぼうろ』。
そうだ!これもよく食べてた!おばあちゃん!
それに一番小さいサイズの缶ビールとお花を買っていざ納骨堂へ。
手を合わせ
「おばあちゃん、KANAだよ。」
「どうかゆ~っくり安らかに眠っててね。」
「でも、私たちの事はしっかり見守っててね。」
眠れゆうたり、しっかり見守れゆうたり、どっちやねんっ!
っておばあちゃんに突っ込まれそうです(笑)
お参りから数日経って
持ち帰った蕎麦ぼうろの余りをなぁんとなく食べてみる。
えっ、こーんなに美味しかったっけ!?
カリッ、サクッ食感。
蕎麦粉のこおばしぃ~香りが鼻から抜ける。
上品な甘さ。
これをおいしい~って思える年齢に達したってことだろか、私も。
祖母との想い出がいっぱい蘇ってきた午後でした。