2015年 01月 26日
こっぱの煮つけ
聞いたことありますか?
夫の実家(福岡の離島です)では
魚をさばいたあとに残る
頭、エラ、骨の周りについた身、
つまり「アラ」のことを『こっぱ』と呼びます。
※魚の種類のアラ(クエ)じゃないですよ。
漢字にするときっと「木っ端(こっぱ)」でしょうか。
実は魚ってこの『こっぱ』が一番おいしい。
よく動かすヒレのまわりの肉は筋肉質でしっかり絞まってる。
(えんがわが有名ですね!)
頭には目玉の周りにゼラチン質(コラーゲン)たっぷりだし、
脂のりのりのカマの部分は塩焼きなんかにしたら、酒の肴にぴったり。
お肉もそうですが、骨の周りの肉って旨味凝縮なんですよね。
お煮つけにしたり、塩焼きにしたり、
味噌汁やお吸い物にしたり。
今回夫の実家からとっても大きなスズキをもらったので
(夫の父は漁師です♪)
身は刺身、ムニエル、お鍋、と大いに堪能して、
残った『こっぱ』はお煮つけにしてみました。
少し濃い目に甘辛~く。
香りの高い新ゴボウは皮つきで一緒に煮ましたよ。
なかなかおいしかったです。
こんなときやっぱり日本人だなぁと思うのです(^^)
☆今回使用した器は砥部焼
【梅山窯】8寸切立丸皿(ごす菊)です。
近いうちに「砥部工房からくさ」さんより発売予定でーす。